2018年5月10日木曜日

心で聴こう!(平成30年5月10日・朝会にて)

 おはようございます。朝、校門に立っていると、登校して来る児童の皆さんが元気な挨拶をしてくれます。そのことが私の一日のエネルギーになっています。挨拶は人と人が仲良くなったり、一緒に何かをすることの出発点です。いつでも、きちんと挨拶ができる人になってくださいね。

 さて、皆さんは今、私のお話を聞いているわけですが、話はどこで聞きますか?そうですね、耳で聞くことは大切です。しかし、話は耳だけで聞くものではありません。目でも聞きます。しっかり相手を見なくてはなりません。まだあります。今、誰かが言ってくれましたが、心でも聞くのです。相手をしっかり見て、相手の気持ちも考えて、心で話を聞けば、相手の話したいことの意味も分かってきます。

 前回の朝会では、「聞き方名人になろう!」が1学期の学習目標ですというお話がありました。実は聞くことは話すことより難しいものです。小学校で習う漢字でありませんが、「聴」という漢字があります。「きく(聴く)」と読みますが、この字には、耳に+(プラス)して、目と心が入っています。まさに先ほどお話しした、話は耳と目と心で聞く、ということを表しています。

 以前、目の不自由な方といろいろお話をする機会がありました。こちらの話をこちらを向いて聞いておられました。心で聞くということはこういうことなのかなとその時感じました。そして、最後は心で感じないと、相手の話を受け止められないのではないかと思いました。

 どうか皆さん、耳、目、そして心で、人の話をしっかり聞ける人になってくださいね。